引っ越し準備というと、やることが多くてどこから手を着けていいのか分からないという人も多いのではないでしょうか?引っ越し前日になって慌てて作業開始なんてことにならないよう、どの作業にどれくらいかかるのかをチェックしておきましょう。
荷造りのコツと準備にかかる期間について
部屋の大きさや荷物の量にもよりますが、荷造りは根を詰めて作業すれば2~3日もあれば完了させることはできるでしょう。しかし、実際には日常生活を送りながら合間を見つけて作業する必要がありますし、前日まで使用するので片付けられないものもあります。
無理せず荷造りをすませるなら、引っ越しのひと月位前から、コツを押さえて少しずつやっていきましょう。
まずは梱包資材の確保を
引っ越しが決まったら、古新聞やエアーキャップなどを手に入れましょう。これらは大切な荷物を守るためのクッション材として使用します。ダンボールは、引っ越し業者からもらえることが多いので、早めに見積もりを行うのがよいでしょう。自力で調達するなら、スーパー等でもらうか、購入してくる必要があります。
使っていないものからしまい始めよう
引っ越し日の確定から、引っ越し日までひと月も時間がない場合は、効率良く作業をする事が大切です。なにから手を着けて良いかわからない場合は、「今すぐ使う必要のないもの」から始めましょう。例えば、オフシーズンの衣類やしばらく読んでない本や雑誌などがこれに当たります。
新居に持って行くもの、行かないものはこの時点でより分けて、リサイクルショップに売ったり、ゴミに出したりしましょう。時間に余裕がある場合、引っ越し業者の見積もり前にこの作業をこなしておけば、荷物が減って値下げ交渉がしやすくなります。
それが終われば、徐々に「今現在も使ってはいるが、なくても何とかなるもの」に手を着けます。この順番で片付けていけば、すぐに必要だったり毎日使ったりするようなものを引っ越し直前まで避けておけますし、それらをまとめて梱包することもできるので、新居についてからすぐにいるものを探す必要もなくなります。
引っ越し日が近くなってきたら奥の部屋から順番に
ある程度使わないものが片づいてきて、引っ越しする日が近づいてきたら、玄関から遠い、奥の部屋からどんどん荷物を詰めていきましょう。玄関に近い部屋や通路は使用する頻度が高いので、そこにダンボールなどを積んでしまうと、人の行き来や出入りのじゃまになってしまいます。
荷物が多すぎて使っていないものを先に片付け始めると置く場所がなくなってしまう場合は、一番奥の部屋を先に片付けて、荷物置き場にするのがおすすめです。
種類別にコツを押さえた準備をしよう
場所別や使用頻度別に荷造りしていくのも大切ですが、荷物の種類別に分けてダンボールに詰めていくことも大切です。そうすることで、どこに何が入っているかも把握しやすくなります。
また、引っ越し直前くらいまでは蓋をガムテープで塞がず、いつでも出し入れできる状態にしておきましょう。後で必要になったものや不要になったものがでたとき、わざわざガムテープを貼り直さなくてすみます。
衣類
軽めの衣類は大きな箱に梱包しましょう。新居で着替えがないと焦ることのないように、数日分の着替えは避けておくのがコツです。家族が何人かいる場合は、衣類の使用シーズンの他に、誰の衣類が入っているのかも併記しておきましょう。そうすることで、どの部屋で荷解きすればいいかがわかりやすくなります。
本
本は数がそろうと意外と重いので小さい箱に詰めるようにしましょう。できれば箱の3分の2程度にとどめ、空いたスペースはぬいぐるみや衣類など、軽めの荷物で埋めるようにします。そうすることで箱の重量を減らし、運びやすくしておくことができます。
棚や引き出しの中身
棚や引き出しの中の小物類も、入れっぱなしにせずにダンボールの中に移す必要があります。そのままだと傾けたときに中身が飛び出してしまうかもしれません。小さすぎてそのままダンボールに入れるのが憚られる物は、小さめのビニール袋でまとめてからダンボールに入れましょう。
電子機器
パソコンやテレビ、また、それらの周辺機器などはコード類を抜いて纏めておきましょう。特に、周辺機器など、ダンボールに詰められそうな大きさのものは、クッション材で保護しながら梱包をします。パソコンは事前にバックアップをとることを忘れないようにしましょう。
大きな電子機器は、当日業者の人が傷つかないように毛布などで梱包してくれるので、コードをまとめるだけで大丈夫です。
食器
食器も本と同じく重いので、大きいダンボールよりも小さいダンボールに詰めるようにします。割れないように必ず一枚ずつ隙間無く梱包材で包むようにしましょう。また、平皿は縦に積むように並べるのではなく、食器洗浄機に入れるときのように立てて並べて入れると割れにくくなります。
冷蔵庫
引っ越し前日になったら余ってしまった中身をクーラーボックスなどに移して電源を落とし、霜取りと水切りをしましょう。1~2週間前から買い物の内容に気を付けつつ、食材を消費しきれるように計画を立てておくことが大切です。
大型家具
ドア付きの棚などは、移動させたときにドアが開いてしまわないようにガムテープなどで固定しておきましょう。分解が必要なベッドや机で、付属の特殊工具が必要な場合は、当日困らないように事前に探しておきましょう。
また、不要品がある場合はできるだけ早めに処分してしまうのがおすすめです。引っ越しぎりぎりになってから動き始めると、収集日が引っ越し日までの間に無かったりして処分場に持ち込まなければならず、処分するのに苦労する場合があります。
引っ越し準備で忘れがちな5つのポイント
旧居に忘れ物をしてしまうと、取りに行くのに交通費がかかったり、処分してもらうのにお金がかかったりしてしまうことがあります。そんなことにならないように、忘れがちなポイントを出発前にチェックしましょう。
部屋の外
たまにしか出ないベランダは忘れ物を特にしやすいポイントです。物干し竿や、外用サンダルが置きっぱなしになっていないか確認しましょう。また、意外と多いのが自転車の積み忘れです。自転車を郵送しようとすると数万円はかかるので、持って行く場合は忘れないように最終確認をするようにしましょう。
お風呂場
前日まで使用するため、前日夜か当日朝に梱包します。乾いてからやろうと後回しにしていると忘れるかもしれないので、使い終わったらバスタオル等で水気を拭き取り、すぐに片付けるのがコツです。
壁
床の上にある物はしっかり回収しても、壁に掛かっているものは忘れてしまった、なんてことがあります。特に多いのがリモコン類です。エアコンやシーリングライトのリモコンを壁のラックにかけっぱなしにしていませんか?部屋を出る前に壁にものが残っていないかも一通り確認しましょう。
天井
引っ越し時の忘れ物で意外と多いのが、シーリングライトです。部屋の備品の場合はもちろんそのままで構いませんが、自分のものであれば忘れないように持って行きましょう。
荷造りやることチェックリスト
ひと月前
- 業者を決めてダンボールをもらう
- 梱包資材を確保する
- 不要品のより分け
- 本やオフシーズンの衣類などを詰め始める
二週間前
- 粗大ゴミを処分し始める
- すぐに使わないものをしまい始める
- 買い物の内容に気を付け始める
一週間前
- 当日までに使うもの以外全てを詰め始める
- 棚のドアを固定する
- 食材を使いきれるように献立を工夫する
- パソコンのバックアップをとる
- 電子機器のコードをまとめる
前日
- 冷蔵庫の電源を切り、霜取りや水切りをする
- 当日に使うもの以外全てを梱包する
当日
- 荷物を積みきったら出発前に忘れ物がないか、一通り見て回る
余裕を持って荷造り作業をするためには、引っ越しが決まったらなるべく早めに動き出すことが大切です。荷物はすぐに使うかどうかを目安に、しまっても大丈夫なものから片付け始めましょう。出発直前に一通り忘れ物がないか見て回るひと手間が、その引っ越しを後悔のないものにしてくれます。
依頼する引っ越し業者も早めに絞っておきましょう。早く予約することで、早期割引が適用される場合もありますし、時期によっては繁忙期とかぶると予約が取れなくなることがあります。
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