引っ越し前後の忙しい時期、「とてもじゃないけど荷造り荷解きができない」という事情を抱えた人もいるのではないでしょうか?そんなときに便利なのが引っ越し業者の梱包サービスです。梱包サービスについて、料金相場も含めて紹介します。
梱包サービスってどんなもの?
梱包サービスはその名の通り引っ越しの荷物を引っ越し業者が荷造りから荷解きまでやってくれるサービスです。大抵の引っ越し業者ではオプションとして提供されているものなので、見積もりや申し込みのときに申し出なければ自分で作業をすることになります。
梱包サービスには上述の荷造りから荷解きまでのすべての行程をやってくれるものの他に、荷造りか荷解きかのどちらかのみをやってくれるものもありますので、状況によって使い分けましょう。
オプションなしだとここからここまで!
まずは梱包サービスを使った引っ越しと基本のプランでの引っ越しとの違いについてみておきましょう。基本のプランでの引っ越しは、まとめた荷物を部屋から運び出してトラックに詰め、新居に運び入れるまでの作業のことを指します。
荷物の移動のときに必要な養生は基本のプランでやってもらえますが、エアコンやウォシュレットなどの着脱はまた別のオプションになります。対して、梱包サービスは上述の作業に荷造りや荷解きの作業を追加したものです。
自分でやっておきたいこんなこと
梱包サービスを利用するときでも、自分でやっておくべき作業がいくつかあります。主たるものとしては、冷蔵庫や洗濯機の水抜きです。特に冷蔵庫は前日からコンセントを抜いておく必要があるため、忘れずに作業しておきましょう。
また、冬場の引っ越しで石油ストーブを持って行く場合、中身を空にした上で空焚きしておかなければなりません。作業をし忘れていると、持って行ってもらえずに困ってしまうことになります。
それ以外にもお風呂やトイレの小物類など、衛生用品の梱包は自分でしてくださいと言われる場合があります。梱包サービスを利用するときはほとんど任せっきりにしてしまっても構いませんが、触られて困るものは、あらかじめ軽く荷造りしておくようにしましょう。
貴重品を手荷物としてよけておくことはもちろんですが、下着や生理用品など、見られて恥ずかしいものは風呂敷でまとめておく等の対策が必要です。本人が気にしないのであればこの限りではありませんが、気になる人は、当日後悔しないように少しだけ作業をしましょう。
こんな人におすすめ!梱包サービスが活躍してくれるシーンとは
梱包サービスは基本のプランに追加して頼むオプションサービスなので、当然その分の料金がかかりますが、追加料金を払ってでも頼んだ方が良い場合もあります。例えば以下のような場合です。
小さな子どもがいる世帯
乳幼児がいる世帯の場合、子どもの面倒を見ながら荷物の整理をするのは至難の業です。ダンボールに入れたそばから散らかされたり、オムツやミルクで泣かれて何度も作業を中断させられたりしてとてもではないですが荷物をまとめることができません。
作業をしている間にどこかに預けるという手もありますが、近場に実家や友人宅がない場合、お金のかかる一時保育に預ける必要が出てきます。結局お金をかけるのであれば、梱包サービスの利用を検討する価値があります。
仕事が忙しすぎる!時間がとれない単身世帯
引っ越しの時期と仕事の忙しい時期がやむなく被ってしまうなどの理由で、荷物をまとめたり片付けたりする時間がとれない場合も、梱包サービスの利用がおすすめです。睡眠時間を削ってまで作業をするくらいなら、いっそのこと業者に任せてしまいましょう。
だいたいどれくらい?梱包サービスの料金相場
では、実際に梱包サービスを頼んだ場合、どれくらいの料金になるのでしょうか?梱包サービスの料金は、作業員の数で決まります。一人当たりの作業料の目安は、だいたい15,000円で、荷造り、荷解き両方に作業員2人ずつを付けてもらった場合、およそ60,000円が追加料金としてかかります。
かなり高く感じますが、他のオプションも併せて頼むなど、交渉を重ねればもう少し安くすませることができることもあります。逆に繁忙期に利用するときはもっと高くなる可能性があるので、とにかく一度見積もりを取ってみましょう。
大手各社の梱包サービスの名称と特色
一口に梱包サービスと言っても、その名称やサービス内容は利用する引っ越し業者によって様々です。どの引っ越し業者を利用するか決めるとき、料金比較も大事ですが、サービス内容の気に入るものを探すのも重要です。数ある引っ越し業者の中から、大手数社に絞って紹介します。
ヤマトホームコンビニエンス
らくらく全部荷造り、らくらく一部荷造り、らくらく全部荷解き、らくらく一部荷解きの4つのサービスがあります。「部屋全体ではなく、一部分だけ頼みたい!」と言った細かい要望にも応えられる仕様になっているため、部分的に梱包サービスを利用したい人におすすめです。
ただし、荷解きサービスは荷造りサービスを申し込んでいないと利用できないので注意しましょう。また、単身引越サービスを利用して引っ越しをする場合は荷造り系のオプションを付けることはできません。
単身引越サービスでも荷造りして欲しいなら、6,000円+梱包資材料金を払って、専用の荷造りサービスを頼むことになります。
アート引越しセンター
アート引越しセンターでは、おまかせパックやレディースパックなどの引っ越しプランが基本のコース、ハーフコース、フルコースの3つに分けられています。
そのうちのハーフコース、フルコースの2つが梱包サービス付きのものになります。ハーフコースは荷造りのみ、フルコースは荷造りと荷解きの両方を行ってくれるサービスです。
参照:アート引越しセンター
サカイ引越しセンター
梱包サービスが使えるのは、
- らくらくコースプレミアム
- らくらくAコース
- らくらくBコース
- らくらくCコース
の4つです。らくらくコースプレミアム、らくらくAコースはすべての荷物や小物の荷造り、荷解きをやってもらえます。らくらくBコースだと荷造りはすべてやってもらえますが、荷解きは食器のみです。また、らくらくCコースだと荷造り、荷解き共に食器のみです。
参照:サカイ引越しセンター
アリさんマークの引越社
アリさんマークの引越社では、アリさんパックとアリさんフルパックが梱包サービス付きのプランです。前者は荷造りのみ、後者は荷造りと荷解きの両方をやってもらうことができます。
参照:アリさんマークの引越社
日通
家族の引っ越しプランのうち、ハーフプランとフルプランが梱包サービス付きの引っ越しプランです。単身パック系の荷物は自分で梱包しなければなりません。ハーフプランは荷造りのみで、荷解きは自分でやる必要があります。また、フルプランはどちらも業者にやってもらえます。
参照:日通
まとめ
引っ越し業者の梱包サービスオプションは、値段こそ高いものの、手間や時間を節約できる点で大きく活躍してくれます。子連れの人や仕事が忙しい人の他に、妊婦さんにもおすすめです。財布事情が許すなら利用を検討してみましょう。
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