コレクションケースに入ったフィギュアを引っ越しで梱包する場合、基本的に別々に梱包します。コレクションケースはガラス製などデリケートなものが多いので梱包は細心の注意が必要です。
コレクションが多く、ケースも大きい場合は発送と同時に梱包を業者に依頼すればお金はかかりますが手間を省くことはできます。
コレクションケースとは
コレクションケースとはガラスや透明なアクリル版で作られた収納棚のことを言います。サイズはデスクに置けるような小さなものから背の高い大きなものまで様々あり、これにコレクションしたフィギュアやオブジェなどを展示するように並べて飾る、見せる収納の目的で作られています。中には背面や底がミラーになっているものもあります。
コレクションケースの種類
小物入れ程度の小さな箱型でフタが透明になっているものには小さなものやアクセサリーなど飾る人が多いです。テーブルの天板がガラスケースになっているものもありますよね。フィギュアなどは小さなものでも増えてきたら保管するにも場所をとります。
せっかくなら高さのある棚に飾ればすっきりと場所もとりませんし便利です。見せることに重点を置いたコレクションケースにはミラー張りやLED照明付きのものもあります。
コレクションケースに飾ることによって集めた趣味の小物やキャラクターのフィギュアなどが埃をかぶることなく保管することができます。また、正面からだけでなく左右もガラス張りのものは美術館の展示品さながらです。
業者に頼む場合
梱包から業者に依頼すればかなり手間と時間が省けます。引っ越し見積もりを業者にしてもらう際に、実際にコレクションケースを見てもらい、運ぶことができそうか、どのように運ぶのかを確認するのが一番です。
ケースを分解することなく運んでもらえる場合もあるかもしれませんが、棚板もガラスの場合、非常に危険なので一旦分解して運ぶのが一般的です。
コレクションケースの梱包の仕方
ガラス製の大型コレクションケースはたいてい強化ガラスを使っていますので重さもかなりあります。梱包するにはもともと購入した時に送られてきた状態と同じようにするのがベストです。
組み立て式のものならば棚板を全部外して一枚一枚が動かないようぴったりと重ねた状態でダンボールで包み、解体できる外枠ならば分解してダンボールやエアパッキンで包みます。ガラス製のものは特に重いので運ぶ際落としたりしないよう十分気を付けましょう。
購入時にもともと完成した状態で送られてきたようなコレクションケースは分解できないこともありますので、これはプロに任せて、梱包できるか、そのまま運べるのかなどを見積もり時に聞いてみてください。
フィギュアの梱包の仕方
もともと入っていた箱がある場合はそれに入れ、さらにエアキャップで包んでダンボールに入れれば安心ですが、量が多い場合は場所をとりますし、一つのダンボールに入れられる数も少なく、結果的にダンボールが多くなり引っ越し料金に関わってきます。
箱なしのフィギュアで細工の細かいものは薄紙で包んだ後エアパッキンで包み、ダンボールの中に仕切りを作ってそれぞれが接触しないように箱詰めをします。台座や外せるパーツがあるものは外して個別に包みましょう。
台座を付けたまま包むと輸送中に無理な力がかかって破損してしまうこともあります。エアパッキンがなく、新聞紙などで包む場合はインクがフィギュアに付いてしまうことがあるので直接巻くのは避けてください。新聞で包む場合はビニール袋などで保護してから巻くのがおすすめです。
細かいパーツのあるフィギュアの数が多い場合は単体ごとにパーツをひとまとめの袋に入れておきましょう。この作業を怠ると、パーツと本体が入り混じってわからなくなってしまいます。比較的形のシンプルなフィギュアはエアパッキンで包んだものを中で動かないように緩和剤を入れてダンボールに入れていけば大丈夫です。
新聞紙を緩和剤にする場合はくしゃくしゃにまるめて入れます。あまり新聞紙を詰めすぎてもフィギュアが圧迫されて破損してしまうので、ある程度詰めてみてダンボールのフタを閉じた状態で中身がカタカタ動くようなことがなければ大丈夫です。
引っ越しの際に他のダンボールを上に乗せられたりすると重みで破損してしまったりするので、ダンボールは取扱注意と書いておき、上積みされないよう業者の人に伝えましょう。
まとめ
フィギュアなどを飾っているコレクションケースを引っ越しで運ぶ場合は、大きなガラス製のものは特に運ぶのが大変なので引っ越し業者の見積もり時にどのようにして運べるかをまず聞いてみましょう。
フィギュアを入れたままで運ぶことはできませんのでフィギュアは個々に梱包してダンボールに入れます。フィギュアは分解できるものはばらしてエアパッキンで包み、単体ごとにひとまとめに袋に入れるなどして開梱後も組み立てやすい工夫をしましょう。輸送中は上に重たい荷物が載せられないよう引っ越し業者にきちんと伝えることも大切です。