
単身赴任や進学のための一人暮らしなど、荷物が少量の引っ越しの際に便利なプランが引っ越し業者の単身パックです。分かりやすい定額料金制で低価格が人気ですが、ボックスサイズよりも大きいベッドはどうやって運んだら良いのでしょうか。
単身パックでベッドは運んでもらえるのか
一般的なシングルサイズのマットレスの寸法は、幅が90cmから100cm、長さが195cm程度で、それに加えてヘッドボードや引き出しが付いたりしているものがあります。何社かの引っ越し業者で用意している単身パックのボックスやカーゴのサイズは、底面が1m四方、高さが170cm前後です。これでは、ベッドそのままでは入りません。
ボックスに収まらないものは運んでもらえない
単身パックは、ダンボール数個と小型の家電などを決められた大きさの枠内に収めて安く運んでもらえるプランです。1個で足りなければ、2個、3個と複数個申し込むことで割り引きが適用されることがほとんどです。
しかし、決められた枠内にきちんと収まらないものは受け付けてもらえません。長い棒状のものなど、一部がほんの少しはみ出る程度なら大丈夫なことも多いですが、積み上げたダンボールの大部分がはみ出ているようでは、ボックスの個数を増やさなければなりません。
分解してコンパクトになるベッドなら運べる
一般的なベッドはほとんどが組み立て式で、ヘッドボードやフットボード、サイドフレームと床板、引き出しなどに分解できます。床板は二枚に分けられるものが多く、正方形の形の二枚なら1mあれば収まるかもしれませんが、サイドフレームははみ出てしまい、天井高が決まっているボックスに収めるのは厳しいと思います。
スノコベッドなら床板部分を丸めて収納できるものがあります。ベッドのフレーム部分をなくしたマットレスに脚付きだけのベッドで2分割になるタイプのものがあります。それなら、脚を外してコンパクトに分解して、ボックスに収まる大きさにまとまるでしょう。
また、折りたたみベッドも幅が1m以内なら載せられます。それ以外の分解してもボックスに収まらないベッドは、他の輸送方法を考えましょう。
マットレスがどうなるかが問題
スプリング入りのマットレスは、上がかなりはみ出してしまいますので、その状態では運んでもらえません。分割式のマットレスや折りたたみ式のマットレスなら載せられるかもしれませんが、ベッド本体と掛け布団などを合わせるとボックス1個で収まるかどうかは厳しいでしょう。
ベッドは別送にするしかないの?
単身パックは少量の荷物の一人暮らしの引っ越しを格安で行えるプランなので、一人暮らしでも荷物の多い人や大型の家財が多い人は、他のプランの方が安く引っ越しができる場合もあります。また、単身パックと他の異なるプランの併用もできます。
らくらく家財宅急便
クロネコヤマトの宅急便でおなじみのヤマトホームコンビニエンスの大型の家具や家電を一つから運んでもらえる「らくらく家財宅急便」なら、単身パックに積むことができないベッドやソファ、大型テレビなどを安全に梱包して運んでもらえます。しかも、1人で設置が難しいものはオプショナルサービスで開梱から設置までしてもらえます。
日通の単身パックX
単身パックの老舗でもある日通では、単身パックをS、L、Xの異なる3種類で提供しているため、一番大きなXサイズになら、かなり大きなものを運ぶことができます。Xサイズは従来のLサイズの3倍あるので、ベッドや自転車、ソファなどもそのまま運べます。
ただし、大きいぶん料金も割高になり、150km以上離れた区間の鉄道輸送になります。取り扱えるエリアは限定されていますので、必ず公式ホームページで確認してください。
参照:日通「単身パックX」
ベッドの解体・組立は誰がやるの?
ベッド購入時に自分で組み立てた人なら、解体や組立も自分でやった方が節約になります。取扱説明書や組立分解説明書を手元に用意して作業手順を確認してください。身内や知人に手伝ってもらい、部品などをなくさないようにしっかりと管理しておきましょう。
しかし、説明書を見ても難しいと感じるなら無理をせず業者に任せた方が安心です。
上記のらくらく家財宅急便は、一般的な組み立て式のベッドなら、分解や組立もそれぞれ3,000円で運送スタッフに作業してもらえます。当日までにヘッドボードの棚や下の引き出しの中身などは全て出しておきましょう。
家財全てを運んでもらえる標準プランの見積もりをとる
単身パックがいくら安くても、ベッドを運ぶとなると、1個では足りずに2個、3個とボックスが増えることが考えられます。その上、ベッドの解体や組立を別料金で行ってもらう場合は、トータルの引っ越し料金はかなり高くなってしまいます。
そんなときは、単身パックにこだわることはありません。トラックをチャーターする標準の引っ越しプランの見積もりを取ってみましょう。近距離なら、地域密着の引っ越し業者で安く引っ越しができるかもしれません。
標準の引っ越しプランなら、たいていベッドの解体や組立設置は業者のプランの中に含まれているため、そちらの方が安くできることもあるものです。ダンボールやガムテープなどの梱包資材も無料でサービスしてくれるところが多いので、集めたり購入したりする手間も省けます。
引っ越しの一括見積もりサイトなどを利用すれば、最安値の業者も手っ取り早く見つかるでしょう。
一時的な一人暮らしなら現地で調達する
期間限定の一人暮らしで、そのうち実家に帰ることになるなら、そのときにもベッドの輸送料金や分解組立料金がかかってしまいます。長期休暇で実家に帰るたびにベッドが使えないのでは不便ではありませんか。
そのような人は、自分の部屋をそのまま残しているなら、ベッドを運ぶのはあまり得策とはいえません。単身パックにベッド以外の荷物が全て収まるということなら、ベッドのためだけに数万円かけて運ぶのも惜しい気がしませんか。
自分の慣れたベッドでしか十分な睡眠が得られないという人でなければ、引っ越し先で簡易的なベッドを安く購入するか、レンタルすることも選択肢に入れてみましょう。家具量販店やネット通販などでリーズナブルなベッドが購入できますよ。
まとめ
単身パックにベッドを解体して積むことができたにしても、他の家財を積むために複数個依頼することになるかと思います。また、すべてを収めるためにボックスサイズを大きくすると割高になり、引っ越し元か引っ越し先がエリア外ではそもそも利用できないプランもあります。
単身パック以外に安く引っ越せる方法がないか調べてみましょう。一括見積もりサイトなら、安く引っ越しができる業者が見つかりやすいでしょう。