
食器は使わないものから梱包していけるので、余裕を持って梱包作業が進められると思いますが、包丁などの刃物は引っ越しギリギリまで使うことが多く、梱包するのも終盤に作業することになるでしょう。
その頃には梱包作業にも慣れてきて、ついつい扱いがおろそかになってしまいがちですが、刃物などの危険物こそ細心の注意を払って厳重に丁寧に梱包するように、今一度気を引き締めましょう。
刃物は赤で太く大きく「刃物危険!」と書いておく
包丁は無造作にダンボールに入れてしまうと、ダンボールを持って移動する時やトラックで揺られ続けている間に中で激しく動くことも考えられます。ダンボールを突き破ったりすることもないとは言えません。
危険なものを入れるダンボール箱は、必ず蓋と側面全ての面に赤い太いマジックペンで大きく「刃物危険!」と遠くから見てもわかるように書いておくことが大事です。
特に、お手伝いをしてくれるお子さんがいるような家庭では、「キケン!」や、「さわるな!」などと大きく書いておきましょう。
別の小箱や缶ケースなどに入れてからダンボールに入れるのもおすすめです。字の読めない小さなお子さんがいる家庭は、箱をさらにヒモで縛ってすぐに開けられないようにしてください。
出す時が危険!包丁の安全な包み方
包丁の取り扱いには厳重な注意が必要です。一般的に、包丁を出すときに一番怪我をする確率が多いです。それまでの引っ越し作業の疲れもあるのでしょう、ついうっかりしてしまうんですね。
包丁の刃を傷めないようにするということも大切です。使いやすく重さがしっくり手になじむ包丁に出会うと料理の効率も上がり、やっと出会った包丁を長く大切に扱いたいと思うものです。
その包丁の刃が硬いものとぶつかって傷がついたり、欠けて刃こぼれを起こしたり、まっすぐな刃が歪んだりすることは絶対に避けなければなりません。
また、料理好きな人は牛刀の他にも、菜切り包丁、パン切り包丁、刺身包丁、ペティナイフ、出刃包丁など、いろいろな種類を取り揃えていることもあるでしょう。それらの刃がぶつかり、擦り合わないように気をつけましょう。
それでは、実際に包んでみましょう。まず、準備するものはこのようなものです。
- 板状のダンボール(蓋部分の切れ端など)
- 牛乳パック
- 新聞紙
- ガムテープ
- セロテープ
- ビニール紐やタコ糸
- 赤の太いマジックペン
- ハサミ
- お歳暮やお中元で食品が入っていた箱
まずはじめに、ダンボールを包丁の刃の長さよりも5センチほど長く切ったものの中央に折り目をつけ、包丁を刃を内側に置き、ガムテープでとめます。
次に、折り目をつけておいた部分で折り曲げ、ダンボールの端をガムテープで貼り合わせます。ここで決して何重にもグルグル巻きつけるようなことはしないでください。ガムテープの粘着力が強いと剥がす時に余計な力が加わり、包丁の刃が歪むことがあります。
その後、包丁が前後に動いて突き抜けることがないように確認してください。さらに慎重を期すために、刃先と手元部分にガムテープで蓋をします。
ガムテープを使わずにゴムで巻きつける人もいますが、輪ゴムが弱っていたり乾燥していたりすると、こすれて外れたり切れたりすることがあります。タオルを海苔巻きのように巻きつけるのも抜けるおそれがあり、危険なので避けましょう。
だいたいの包丁はこの方法で固定することができます。ナイフはさやがあればそれに納めますが、ない場合は同様にしましょう。パン切り包丁は薄く長いギザギザの歯が歪まないようにまっすぐに固定しましょう。
固定した包丁やナイフを台紙から取り外す際には剥がす向きに気をつけましょう。刃の方から峰に向かって剥がすのではなく、必ず峰側から刃の方向に向かってはがすようにしましょう。
その際、包丁の持ち手を押さえて動かないように固定して、慎重にゆっくり作業しましょう。
忙しい人へ!大胆な時短の裏ワザ
実は、他にもいろいろと方法はあります。包丁を一本一本、ダンボールを切って包むのがまどろっこしい人には、こんな時短アイデアもあります。
まとめてまな板に貼り付ける
まな板に包丁持ち手の部分と刃の向きを同じにして、まな板の上に包丁を並べて置き、ガムテープで固定します。それぞれが動かないことを確認してから、まな板ごとダンボールを被せてガムテープで固定します
牛乳パックで運ぶ
牛乳パックを開いたものでもまとめて梱包できます。牛乳パックの長い部分を切り開き、平らにして長方形の面に包丁を貼り付けていきます。まな板のように台がしっかりしていないので十分気をつけて下さい。
牛乳パックの1つの面に1つの包丁が収まるようにし貼り終わったら、元の形になるように立体的になるように組み立て、中に緩衝剤や新聞紙を丸めて菜箸などで押し込むようにします。
手で詰め込もうとすると、包丁の刃に当たるので止めておきましょう。そして、ガムテープで動かないようにとめればOKです。
包丁用の収納ケースがあるなら利用する
包丁ケースや包丁立てがあれば、そのケースごと包んでしまってもよいです。移動で揺れることを考え、中で包丁同士がぶつかり合わないように隙間を新聞紙やチラシで埋めて、全体を新聞紙やエアパッキンで包んでしまえば大丈夫です。
絶対にお子さんの手に触れないような対策を!
お子さんは大人に混ざって同じことがしたくて、ダンボールを次々に開く作業に参加したがることがあります。ガムテープをビリビリと剥がして中に何が入っているのかを確かめるのが楽しいのでしょう。
洋服や本などなら良いのですが、なるべくキッチンには立ち入らないようにすることも大切です。
ただし、引っ越しは何かの手違いで他の部屋に危険物のダンボールが行ってしまわないとも限りません。万が一お子さんがダンボール箱を開けてしまっても、すぐに危険物に手を触れないような対策をしておくことも大切です。
そのための中の小箱なのです。小箱の上からヒモで十字に固結びで縛るなどして、すぐには開けられない工夫をしておくことが重要です。
ほかの刃物類はどう包む?
ピザカッター、ワインのコルク抜き、調理用はさみ、缶切り、キリなど、刃物や鋭利な尖ったものは刃の部分を新聞紙や固めのチラシなどで包んでガードして、一緒にまとめてエアパッキンのような緩衝材で包みます。
透明なエアパッキンであれば、どこに何が収まっているかわかりやすいため、取り出すときもケガをせずに開けられることと思います。
菜箸もまとめてキッチンペーパーで包みましょう。他にもピーラーやトング、金属製のヘラなどは、小箱などの底に緩衝材を敷き、入れていきましょう。
まとめ
慎重を期すために、包丁は包んだ人が取り出すのがベストです。どのように包んで固定したかが分かっていれば、取り出すときもテープを剥がす時も安心です。
キッチン周りの梱包は一番手間のかかるものです。使い勝手の良いように自分で管理したいところですが、勤めていたり、育児に手が掛かるようでは、じっくりと取り組む時間も取れないことでしょう。
そんな時には、キッチンに限定した梱包のお任せプランも取り入れたりしてうまく乗り切って下さいね。