
引っ越し先のキッチンはビルトインタイプのガスコンロかIHクッキングヒーターでなければ、ガスコンロが必要です。LPガス用のコンロを都市ガスでは使えるの?そもそも自分で外して大丈夫なもの?など、ガス機器に関しては慎重になりますよね。そこで、今回はガスコンロの引っ越し時における注意点などを紹介します。
ガスコンロの引っ越し時における注意点
ワンルームのマンションやアパートでも、キッチンは狭いながらも水道が付いているシンクと調理台とガスコンロを置くスペースはありますよね。普通の2口のガスコンロなんて大体どれも同じなんだから問題なく置けるものと思っていたら、実はこれが結構見落とされがち。
せっかく新品同様に掃除したのに、ほんのちょっとの差で置けなかった!ガスのタイプが違ってた!なんてことがあるので注意が必要です。
新居の設置スペースに収まる?
これは、単身用だけでなく家族で住む賃貸物件にも当てはまることで、広く使い勝手の良いL型のシステムキッチンでも、なぜかガスコンロを置くスペースがやや狭いつくりになっていることがあります。
家電量販店などでずらーっと並んでいるガスコンロを眺めてみてください。幅や高さや奥行きのサイズに若干のばらつきがあることがわかると思います。大きめのガスコンロを使っている場合、今のキッチンには問題なく置けていても、新居の設置スペースにうまく収まるかどうか確認しましょう。
新居は都市ガス?LPガス?
引っ越し先のガスのタイプが都市ガスなのかLPガスなのかも必ず確認しましょう。その結果、もし今使っているガスコンロのタイプが違っていたとしても大丈夫です。5,000円前後で内部の部品を交換すればそのまま使用可能になります。
タイミングを見計らって、引っ越しに間に合うようガス会社に修理依頼をしましょう。修理の間、代替のガスコンロを貸し出ししてくれるガス会社もあります。必ず、新居の設置スペースのサイズ確認をしてから修理に出してください。修理に出しても置けなければ意味無いですからね。
引っ越し前に掃除をしておこう
新居で気持ちよく使いたいなら、まず先にきちんと掃除をしてから梱包すべきです。普段のお手入れより、もう少し丁寧な掃除をしてみませんか?
丁寧な掃除で新品同様になる!?
さて、そこまで新品同様のピカピカ状態にするにはどんな掃除方法が効果的なのでしょうか。ガラストップやフッ素コートのもので軽い汚れなら、一般的な台所用洗剤を薄めて浸したやわらかいスポンジでこするだけで汚れがするっと落ちます。
頑固な汚れが付いてしまったとしても、研磨剤入りのクレンザーや金属タワシなど、キズを付けるようなものは使わないでください。作業前はガスの元栓を閉めることもお忘れなく。
お鍋を乗せるゴトク(五徳)は
ゴトクは、やわらかいスポンジに台所用の中性洗剤を付けて洗います。頑固なこびりつきがひどいときはゴトクが入る鍋にたっぷりの水を入れ、なべ底にキズが付かないようにゴトクを沈ませ強火で「煮洗い」します。
沸騰状態を10分から20分続けると、汚れがはがれて浮き上がってきます。その後、火を消し、荒熱が取れたらゴトクを取り出し、歯ブラシやスポンジで仕上げ洗いをします。
金属のバーナー類は
バーナーキャップやバーナー本体は、目詰まりを取り除くため、歯ブラシや針金などで汚れをかき出すようにします。その後、水で薄めた中性洗剤を布に含ませふき取ります。
ふきこぼれしやすい天板は
天板は、コーティングがしてあるものはこすったり削ったりせずに、湿布法から試してみましょう。水で薄めた中性洗剤をキッチンペーパーに含ませ、貼り付けるようにしてしばらく放置します。その後、ラップをくしゃくしゃっと丸めて円を描くように軽くこすります。
汚れがゆるんできたら布やキッチンペーパーでふき取ります。頑固なコゲ汚れの場合は、熱めのお湯を適量かけて放置してから汚れ部分をラップを丸めてこすってみましょう。最後は、洗剤分が残らないように、やわらかめの布で水拭きをします。
魚焼きグリルの内部は
魚焼きグリル庫内は、中性洗剤を使いスポンジで底面や側面を湿らせ、しばらくそのままで汚れを浮かせます。その後やわらかい布やスポンジでふき取り、洗剤分が残らないように水拭きをします。
グリル皿や網、前面パネルは、熱めのお湯に浸して焦げ付きをゆるめた後、中性洗剤でスポンジや歯ブラシなどでこすり洗いします。いずれも、水分をふき取りよく乾かしてから梱包するようにしましょう。
今回は、市販の台所用中性洗剤での掃除方法を紹介しましたが、重曹を使ったり、特にひどい汚れには油汚れ用洗剤などで工夫をしてみてください。ガスコンロの各メーカーでは、専用のクリーナーも販売しています。
ガスコンロの取り外し方
ガス器具を素人が外して大丈夫なのか、危険なのではないか、と必要以上に怖がることはありません。ポイントはひとつ、ガスの元栓を確実に閉めることです。
元栓からの取り外し
まずは、ガスコンロとガスの元栓をつなぐゴムホースを外します。ゴム管止めを指でつまみ、外れる方向に引っ張るだけです。外したゴムホースからは、中に残っていた少量のガスが漏れます。間違ってもくわえタバコなどで作業をしないようにしましょう。火気厳禁ですよ!
外したら、ガスコンロを移動し向きを変え、裏側もきれいに拭いたり、ゴムホースも油で汚れていれば拭いておきましょう。
ゴムホースは要チェック!
ゴムホースがきれいになったら、表面をよくチェックしてみてください。亀裂やひび割れがありませんか?また、転居先では、ガスコンロの設置場所とガス管の距離が以前と違うかもしれません。
長さが足りなければ、結局新しいものを用意しなければなりません。理想としては新品のものに交換するのが一番です。
ガスコンロの梱包方法は?
ゴトクや魚焼きグリルの網など外せるものは全て外します。そのまま固定せずに運んだ場合、揺れ動いて天板を傷付ける可能性があります。
付属品
魚焼きグリルの網は一度外し、新聞紙で巻いて動かないように養生テープでとめても構いません。
気を付けたいのは魚焼きグリルの前面のガラスです。新聞紙を厚めに当ててテープで固定しておきましょう。
重いゴトクやバーナーなどは、新聞紙やエアキャップなどの梱包資材で包みましょう。
点火用の乾電池は外しておいてください。行方不明にならないように、付属品と一緒にまとめてビニール袋などに入れましょう。
全て外したり固定したら、最後にガスコンロ本体を持ち上げて上下左右に揺らしてみてカチャカチャ音がしなければOKです。もし音がすれば、固定梱包できてないものが残っている証拠です。
ガスコンロ本体
新聞紙をつなぎ合わせて巻いたり、エアキャップなどの緩衝材で包んでも大丈夫です。要はキズが付かず、運んでいるときに梱包したものが外れたりめくれたりしなければOKです。しっかりとガムテープや養生テープなどでずれないように留めておきましょう。
新聞紙でぐるぐる巻きにしてパッと見て何かわからないようなら、ちゃんと赤い太マジックで「ガスコンロ」と上の面に書いておきましょう。
ガスコンロの取り付け方
梱包していた新聞紙やエアキャップなど全てを確実に外し、ガスコンロの設置場所に水平に置きます。ガスの元栓の接続部分にごみなどが付いていないかを確認し、確実にゴムホースを接続します。赤い線までしっかり差し込むようにしましょう。
ゴム管止めをゴムホースの端にずらし、外れないようにしっかりと固定します。もし、自信が無ければガス会社の開栓立会いのときに、見てもらった方が確実です。
取り付け時の注意点
ガスコンロの火力の大きい側はどちらですか?今までと壁の位置が逆になる場合は、なるべく壁から遠ざけて設置するようにします。ゴムホースは、どこかにつかえて変に折れ曲がるなど、無理な力が加わらないようにしましょう。
付属品を一式取り付けたら、一度火を点けてみましょう。使用するガスのタイプとガスコンロのタイプが合わなければ、赤い炎が出たり、火力が弱いままだったりと、燃焼効率が悪くガス料金が余分にかかるだけでなく危険が伴います。
うっかりガスのタイプの確認を忘れてしまっていたら、速やかにガス会社やガス器具のメーカーに問い合わせてみましょう。部品を交換するだけで使えるようになります。
不要なガスコンロの処分方法は?
引っ越し先がシステムキッチンでビルトインコンロが付いていたり、オール電化の住宅なら、ガスコンロは不要になります。また、設置スペースにどうしても収まらなかったということもあり得ます。いつ使うことになるかわからないときのために、きれいに掃除をして取っておくのも煩わしいので、処分してしまおうと思うことがあるかもしれません。
そんなときは自治体のごみ出し方法のルールに従いましょう。大体は小型家電などと一緒に不燃ごみとして回収してもらうか、粗大ごみの回収を依頼し500円前後で処分できます。きれいに掃除した後なら、リサイクルショップに引き取ってもらうこともできるかもしれません。
まとめ
自分でガスコンロを設置できたといっても、本格的に使用するのは入居時のガスの立会い検査で安全を確認してからにしてください。ガスホースの長さや劣化にも注意しましょう。ギリギリの長さだったり、長過ぎて変に折れ曲がったりするようなら、新しいホースに交換した方が安心です。
異臭がする、火の出方がおかしい、炎が安定しないというようなときには、すぐにガス会社に相談しましょう。