ペット(犬や猫)の住所変更登録手続き

ペット(犬や猫)の住所変更登録手続き

引っ越し作業に追われる中、役所関連や免許証、銀行口座、各種保険の住所変更手続きなど、やらなければならないことはたくさんあります。人の移動に関する手続きだけでてんやわんやになってしまい、大切なペットの手続きを忘れていませんか?

今回は、忙しくしているとうっかり忘れてしまいがちな、ペットの住所変更登録手続きについてまとめました。

犬を飼っている人は、役所への住所変更手続きが必要!

一番スタンダードなのは、犬を飼っている場合の役所への住所変更手続きです。すでに犬を飼っている人なら、自分の犬の鑑札が家にあるはずです。大切な家族のことなので、怠らずにきちんと届け出をしましょう。

登録は絶対必要!こんな法律で定められています!

犬の飼育登録は、狂犬病予防法という法律で定められていて、絶対に必要なものです。この法律が制定される前は、多くの人々が狂犬病に侵され、死亡した例も少なくありませんでした。しかし、きちんと飼い犬を登録して、予防注射の実施状況を管理したり野犬への対処をしたりすることによって、今では撲滅されています。

ただ、日本の近隣諸国には、まだ狂犬病のリスクが残っています。万が一国内で狂犬病が発生してしまった場合にも迅速な対応ができるよう、特に犬に関しては登録が義務づけられています。

きちんと登録しないと罰金が?

大切な飼い犬が迷子になってしまったときに、飼い主のもとに戻されず、殺処分など誤った対応をされないように、きちんと手続きを行いましょう。住所などの登録の変更を怠ったり、登録自体をしないまま放置したりすると、200,000円以下の罰金か科料に処されてしまいます。

必要書類と手続きの仕方

引っ越しがすんだら、変更登録手続きをなるべく早めに行うようにしましょう。転入届や転居届を出す際に、一緒に手続きしてしまうのがおすすめです。同じ市区町村内への転居の場合でも、同様の手続きが必要です。

提出するのは「登録事項変更届」です。用紙は役所などで手に入れるか、役所のホームページから印刷します。また、旧居の地域でもらった鑑札と、注射済票を持参しましょう。役所以外でも、保健所や市区町村の委託を受けている施設で手続きができます。

手数料は無料の場合もあれば、有料の場合もあります。目安として、鑑札を紛失して再発行してもらう場合は2,000円弱、注射済票を紛失して再発行してもらう場合は400円弱かかります。具体的な金額を知っておきたい場合は、役所に確認しましょう。

猫も、マイクロチップを埋め込んでいる場合は手続きが必要!

猫など、犬以外の動物を飼っているケースでも、住所変更手続きが必要な場合があります。それは、マイクロチップを埋め込んでいる場合です。大切なペットを守るためにも、漏れのないように手続きをしましょう。

マイクロチップってどんなもの?

マイクロチップは、ペットの体の中に埋め込んで使用するもので、そこに登録されたIDと飼い主の情報が結び付けられています。ペットが迷子になってどこかに保護されたときに、飼い主の情報がすぐにわかるため、戻ってきてくれる確率が高くなります。

埋め込み手術は、去勢手術のついでにしたという人が多いですが、引っ越しのタイミングでしたという人も少なくありません。引っ越し前後は家の扉を開け放って作業をすることがあるので、ふとした瞬間にペットが飛び出してしまう可能性が高くなります。

まだ利用していない人は、脱走してしまう事態に備えて、利用を検討しても良いかもしれませんね。

個人情報は大丈夫?IDを検索できるのはどんな人たち?

マイクロチップに関連づけて登録される個人情報には、飼い主の名前や住所、電話番号以外にも、メールアドレスや緊急連絡先などがあります。もちろん、ペットの名前や生まれ月、性別など、そのペット自体の情報も登録されます。

個人情報の扱いに気を使う昨今、ペットに個人情報を託して大丈夫なのかな?と心配になる人もいるでしょうが、気にする必要はありません。マイクロチップのIDからの個人情報検索は、動物病院や獣医師、動物愛護センターのスタッフなどが、特別な手続きをとらないとできないようになっています。

マイクロチップの住所変更手続きのやり方は?

迷子のペットが保護されて、いざ飼い主の情報を検索するときに、登録されている内容が古いままだと、せっかくのマイクロチップが役に立ちません。そのため、住所や連絡先が変わったら、速やかに手続きをするようにしましょう。郵送やFAX、またはインターネットで手続きできます。

郵送やFAXでの手続き

郵送やFAXで手続きをしたい場合は、マイクロチップの申込書の飼い主控えや登録完了通知を、コピーして利用します。変更したい事項を二重線などで訂正し、新しい住所を書き込むか、コピーの余白部分に変更事項がわかるように記入します。そして、その紙を日本獣医師会に宛てて郵送するか、FAXで送ります。

申込書の飼い主控えも登録完了通知も見つからない場合は、この方法では手続きができません。本人確認をするために、電話で問い合わせるようにしましょう。

インターネットでの手続き

自宅にインターネット環境がある場合は、オンラインでの手続きが便利です。本人確認は、登録完了通知書や申込書の飼い主控え、もしくは飼い主の身分証を画像ファイルとして添付することによって行います。画像データの扱いなどが難しくてわからない人は、郵送やFAXでの手続きにしておきましょう。

ちゃんと手続きできたの?と心配な人は…

変更登録はだいたい2~3週間で反映されますが、飼い主が変わるなどしない限りは、ちゃんと手続きできたかどうかを知らせる登録完了通知などが来ることはありません。心配だから確認したいという人は、2~3週間経ってから、日本獣医師会に電話で問い合わせましょう。

参照:日本獣医師会「マイクロチップを用いた動物の個体識別」

まとめ

引っ越しは、一家の一大イベントです。家じゅうが忙しい状態になるため、室内飼いのペットにとって落ち着かない日々が続くことでしょう。そんな中、ペットが脱走してしまってもすぐに見つけることができるように、鑑札やマイクロチップの住所変更は早めに行いましょう。

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