そろえておくと便利なお掃除用100円グッズ5選

そろえておくと便利なお掃除用100円グッズ5選

賃貸の解約時に請求されるクリーニング代を抑え、返ってくる敷金を少しでも増やすために、退去前の掃除はなるべく完璧にしておきたいものです。

でも、掃除用具にお金をかけすぎていては本末転倒です。そんな時に役立ってくれるのが、100円ショップにあるお掃除グッズです。

100円ショップで揃うお役立ちお掃除グッズ

たくさんあって、つい色々欲しくなってしまう100円グッズ。中でも、そろえておくと便利な厳選グッズ5点を紹介します。

網戸ワイパー

普段手入れをしない分、意外と汚れがたまっているのが網戸です。汚れが目に見えやすいガラスと違い、あまり気にすることはありません。しかし、屋外に面していて雨風に当たり、地面から跳ね返る泥も受けているので、思っているよりも汚れがついています。窓を開けて網戸だけにして過ごすことが多い春や秋は、カーテンが擦れて汚れが移ってしまうこともしばしばあります。

そんな時に活躍してくれるのが、この網戸ワイパーです。床掃除にも使えそうな長方形のヘッド部分に柄のついたモップタイプや、ミトンや鍋つかみのように手を入れてぞうきんのように使えるタイプなど、いろいろな種類があります。

こんなところに使える!

高いところも楽々届くようなモップタイプは庭などに面した大きい窓に、手元を細かく掃除できるようなミトンタイプは、キッチンやトイレの小窓にぴったりです。できれば両方を買って、上手に使い分けると良いでしょう。

きれいにするためのコツ

網戸の汚れは、乾燥すると頑固になり、湿り気があると取れやすくなります。そのため網戸掃除は、カラッと晴れた天気のいい日より、雨が降った翌日やちょっと湿り気のある曇りの日がおすすめです。空気が湿っている方が、網戸ワイパーの潤いも長持ちします。

掃除の準備ができたら、網戸の内側から作業をしていきましょう。皿洗いと同じで、汚れの少ない面から始めることで、ふき取った汚れを他の部分に塗り広げてしまうことを防げます。

水切りモップ(水切りワイパー、スクイジー)

巨大なビルの窓掃除を行っている清掃員がすいすいと動かしている、車のワイパーのようなものを見たことがありませんか?あれが水切りモップです。

100円ショップで手に入れられるものは、もう少し小さくて手ごろな大きさをしていますが、家庭で使うならこれくらいで十分です。プラスチック製なので、子どもに手伝ってもらってどこかにぶつけられても、傷つきづらいというメリットもあります。

こんなところに使える!

窓や鏡はもちろん、平面でつるっとしていて水気を切りたい場所なら、どこでも使えます。窓掃除なら、ガラス洗浄用の洗剤を吹きかけ、水切りモップを動かして水気を切るように掃除をしていきます。

きれいにするためのコツ

窓ガラス用の洗剤で汚れを浮かせたら、まず片側の一辺を縦に水切りモップでなぞります。下まで行ったら手首をくるっと返して、今まで下だった部分を上向きに、一気に上辺へと持ち上げましょう。そのまま、上辺と反対側の一辺をL字を書くようになぞります。

そうすると、窓の真ん中に窓ガラス用洗剤が長方形に残ります。もう一度水切りモップを上に持ち上げ、あとは町中の窓掃除でよく見かけるように、左右に蛇行させながら水分を切っていきます。

最後は、下辺で左右どちらかの隅に液を寄せて、ぞうきんなどでふき取れば、ぴかぴかの窓ガラスとご対面です。仕上げに、乾いたぞうきんで残った水分を取り除きましょう。

ペットボトルdeお掃除ブラシ

ブラシをちょこちょこぬらしながら掃除をするのはめんどくさいな、と感じたことはありませんか?そんな不満を解消してくれるのがこの、ペットボトルdeお掃除ブラシです。家の中に転がっているペットボトルのキャップ代わりにこれを装着するだけ、とても便利なお掃除グッズに早変わりさせることができます。

ペットボトルに入れた水がブラシの根元からちょろちょろと出てくるので、バケツや霧吹きを用意して水を足しながら作業する手間が省ける、画期的な商品です。

こんなところに使える!

基本的には濡れても良い場所で、少し硬めのブラシでゴシゴシ擦っても傷がつかない、もしくは傷がついても大丈夫なところに利用できます。おすすめは、窓のサッシの掃除です。泥やホコリがたくさん詰まって、水分なしでは落としにくい汚れがこびりついているので、水をどんどん追加してくれるペットボトルdeお掃除ブラシにもってこいの場所です。

きれいにするためのコツ

長らく掃除していないサッシには、ホコリや髪の毛がたくさんたまっていて、すぐにブラシに絡まってしまいます。できれば、ティッシュやゴミ箱などを用意して、絡まった汚れを取り除きながら作業するのが良いでしょう。

あまりに頑固な汚れがある場合は、台所用洗剤などを溶かした水を使用してみるのもいいかもしれません。

メラミンスポンジ

「水さえあれば、洗剤がなくても汚れがどんどん落ちていく」という触れ込みで世間に浸透し、今ではすっかりおなじみのお掃除グッズになったのが、このメラミンスポンジです。言うなれば、研磨剤をスポンジ状にしたもので、メラミン樹脂と呼ばれる素材から作られています。

水をつけて軽く絞ったら、そのまま掃除をしたい箇所をこするだけ、ととてもお手軽で、使用する対象さえしっかり判断できれば、これほど心強いお掃除グッズはありません。

こんなところに使える!

特におすすめなのが、蛇口周りの水垢です。長い間掃除をしていなくて白い斑点が目立ってしまっていても、軽い力でしばらく擦っていると、周りの景色をはっきりと反射するほどきれいになります。

その他、ガスコンロやシンク、ガラス、茶渋のついた陶器など、様々な場所やものに使用できます。

ただし、ニスやワックスが塗られているものや、曇り止め加工などが施してあるガラスなど、メラミンスポンジの素材よりも柔らかいものでできている場合は、汚れどころか、きれいにしたいものの表面までも削り取ってしまう可能性があるので、注意しましょう。

きれいにするためのコツ

まずは、メラミンスポンジを使っていいものかどうかを判断してから掃除を始めましょう。研磨剤の使用を禁止しているものには使わない方が無難です。

ずっと使っていると、細かいスポンジ状の構造が崩れて、研磨作用が弱まってきます。そうしたらもう一度水で洗い、詰まったメラミンの粒子を取り除くか、面を替えて再挑戦しましょう。

メラミンスポンジは、使うごとにどんどん小さくなっていくので、ある程度使用して小さくなったら思い切って新しいものに変えると、気分よく使い続けることができます。

ブラインドクリーナー

一本一本作業ををするのが面倒で、ついつい放っておいてしまうのがブラインド掃除です。でも、だからといって放置しすぎると、大量のホコリがまとわりついてしまいます。そんな面倒なブラインド掃除を安価に行うことができるのが、ブラインドクリーナーです。

こんなところに使える!

100円ショップで販売されているブラインドクリーナーは三又になった物が多く、プラスチック製の本体にマイクロファイバーでできたクリーナー部分が装着されています。ブラインドの隙間に差し込んで左右に動かすだけで、同時に2列の清掃ができるので、短時間できれいにすることができます。

きれいにするためのコツ

ホコリだけの汚れであれば、ブラインドクリーナー単体でササっとふき取って終わりです。しかし油汚れも混じっていると、ねっとりこびりついているので、汚れがなかなか取れません。そんな時は、セスキ炭酸ソーダを併用しましょう。スプレーでまんべんなく吹きかけた後、しばらく置いて油を浮かしてからふき取れば、驚くほどきれいになります。

退去するということは、大家に部屋を返すということです。退去費用や敷金の問題を抜きにしても、家の中をできるだけきれいにしておくと、気持ちよく返すことができます。100円ショップには、まだまだ便利なお掃除グッズがたくさんあります。自分の住居に合ったグッズを探して、楽しくお掃除しましょう。

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